病理診断医/病理学研究者を目指す皆さんへ | 慶應義塾大学医学部病理学教室 (病因病理学分野)・金井研究室

ENGLISH

病理診断医/病理学研究者を目指す皆さんへ

 病理診断医/病理学研究者を目指す医学部学生・若手医師の皆さんが、当教室に加わってくださることを願っています。原則として初期研修修了後、慶應義塾大学院医学研究科博士課程に入学すると同時に、慶應義塾大学医学部病理専門研修プログラム (http://pathology.or.jp/senmoni/13_03_328keioudai.pdf)に従事していただきます。入局と同時に、指導者とよくディスカッションしてテーマを決定し、研究を開始いたします。並行して、初年度まず病理解剖の執刀ならびに剖検報告書作成の研修を行い、ついで慶應義塾大学病院病理診断科をローテーションし生検・手術材料の病理診断の研修を行います。

 研修が進めば、慶應義塾大学教育関連病院の病理部門で、嘱託医師として病理診断の経験を積むことができます。初年度から第2年次には、希望により、がん・神経病理学等に特化しした施設で病理診断のサブスペシャリティーを習得する機会を設けます。大学院修了までに、死体解剖資格・病理専門医・細胞診専門医資格の取得を目指します。

 当教室で行うデータ駆動型研究の成功には、筆頭著者の勉強・創意工夫・勤勉さが欠かせませんが、多くの研究者がそれぞれの専門性を活かして協力することも必須ですので、研究室メンバーがwetの分子病理学実験・dryのバイオインフォマティクスとも懇切に指導いたします。Wet・dryどちらに強く興味を持たれても、個性を活かす道が開けると期待されます。第2年次より日本病理学会・日本癌学会・米国癌学会等で発表を行い、第3年次の履修内容審査を経て英文論文を刊行し、第4年次に学位申請を行って4年間での大学院修了を目指します。

 専門医資格と博士 (医学)の学位を4年間でともに取得することにより、自由なキャリアパスを描くことができます。大学院修了後は、原則として病理学教室で助教となり、病理診断医/病理学研究者としての経験を広げ、しばらく後進の指導にあたっていただきたいと思います。その後、国内外の研究機関等に留学し、帰室後も一貫して病理形態学・分子病理学を基盤とする研究業績を蓄積し、大学・研究機関で教室・研究室を主催するprincipal investigatorとなる研究者を、多く輩出したいと願いっています。他方では、多くの慶應義塾大学教育関連病院の中から、各自に適した医療機関を選択し常勤医となる道も開けます。当教室で一定期間真摯に研究に取り組んだ経験は、治療指針となる情報をより多く提供するためのゲノム医療時代の病理診断の実践のために、必ずや有益と期待いたします。